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Visual Studio 2017 の C# で OpenTK を手動で使えるようにする



こんにちは。
仕事の自動化にやりがいと達成感を感じるガッくんです。


この記事の目次



背景・目的


OpenGLは優れたグラフィックライブラリです。
使えばたちまち凄いグラフィカルなソフトが作れ…るかもしれない。

まぁ、淡い期待を胸に抱いてとりあえず Visual Studio 2017 で使えるように環境を整えたいと思います。



動作環境


Windows 7
Visual Studio 2017
・OpenTK



環境設定

C# から OpenGL を使うためには OpenTK といったラッパークラスを使う必要があります。

手順をまとめます。

OpenTK のダウンロード

『opentk-1.0.0-rc1.exe』でインターネット検索すると図1 のサイトにたどり着けると思います。


図1 ダウンロードサイト


5秒くらい待つと図2 の様に自動的にダウンロードを開始します。


図2 ダウンロード開始


OpenTK のインストール

インストールはダウンロードした exe ファイルをダブルクリックして、『 Yes 』ばっかり押していけば OK です。

図3 インストーラ起動


図4 インストールフォルダの画面


VS 2017 でプロジェクトの新規作成

Visual Studio 2017 で 『Windows フォーム アプリケーション』のプロジェクトを新規作成します。

『新しいプロジェクトの作成』を押します。

図5 初期画面


Windows フォーム アプリケーション』を選択して、プロジェクト名を入力します。

そして、『OK』ボタンを押します。

図6 プロジェクト名設定


プロジェクトを作成すると図7 の様な画面になります。

図7 プロジェクトが出来たところ


OpenTK の参照

インストールした OpenTK をプロジェクトから参照します。

ソリューション エクスプローラの『参照』を右クリックして、プルダウンメニューの『参照の追加』をクリックします。

図8 参照の追加


参照マネージャーの『参照』をクリックして『参照』ボタンをクリックします。

図9 参照マネージャー


さっき OpenTK をインストールしたフォルダに移動していきます。

図10 参照選択


『OpenTK.dll』と『OpenTK.GL Control.dll』を選択して、『追加』ボタンを押します。

図11 dll 選択


参照マネージャーに『OpenTK.dll』と『OpenTK.GL Control.dll』が追加されました。
『OpenTK.dll』と『OpenTK.GL Control.dll』のチェックボックスにチェックを入れて(チェックが入っているとは思いますが)『OK』ボタンを押します。

図12 参照追加


ソリューション エクスプローラの参照に Open TK の必要な dll が追加されました。

図13 参照に dll が追加されたところ


OpenTK のコントロール追加

『Form1.Designer.cs』を開きます。

開いたら、赤四角で囲われた『+』をクリックして、ソースコードを表示させます。

図14 Form1.Designer.cs


ソースコードを表示すると図15 のようになってます。

図15 展開した Form1.Designer.cs


図16 の『追加』と記載している矢印(↓↑)で囲まれたソースコードを追加します。

図16 コントロールを追加した Form1.Designer.cs



テスト

図16 まで設定出来たら、『F5』を押してプログラムを実行します。

図17 実行画面


Form1.cs[デザイン]を見ると図18 の様に黒い四角が表示されています。

これで、 OpenTK コントロールがフォームに追加されました。

図18 Form1.cs[デザイン] 画面



コメント

かなりめんどくさい作業でした。

すぐ忘れちゃうし備忘録も兼ねてまとめました。



以上