解析エンジニアの自動化 blog

コツコツと自動化した方法を残す blog

解析業務の自動化に向けて

 

 

 

こんにちはm(_ _)m

仕事の自動化にやりがいと達成感を感じるガッくんです。

 

 

 

今日は事務処理では無く、解析エンジニアとしての仕事の自動化を考えます。

 

まずは業務で使用するソフトウェアを整理してみます。

 

 

 

1.プリポスト(モデル作成、結果表示ソフト)

HyperWorks

 

2.ソルバー(計算ソフト)

MSC Nastran

NX Nastran

 

3.パッケージ(全部の機能のあるソフト)

Abaqus

Femap with NX Nastran

STAR-CCM

Ls-Dyna

 

4.通信ソフト

TeraTerm

 

 

 

もっと使っていると思いますが、私が使ったりしているのはこんなもんですね。

 

では、このソフトを使ってどんな事しているのかを整理してみます。実は解析ってソフトウェアの操作方法とかは違いますが、やってることはだいたい同じです。

 

 

 

【静解析編】

1.図面を良く読む

2.解析モデル作成する

3.固有値解析

4.境界条件を作成する

5.静解析

6.評価をまとめる

7.プロパティ、マテリアルチェック

8.結合、集中マスチェック

9.寸法チェック

 

 

 

以上、作業としてはだいたい9項目程ですかね。動解析の場合は境界条件を作成する時に時間の概念が出てきたりします。

 

 

 

下記の作業については業界、製作対象及び会社などで特色が出ます。

1.図面を良く読む

6.評価をまとめる

 

図面の 書き方=読み方 はかなり苦労します。また、評価の方法も応力評価、加速度評価など様々な方法が有ります。複数の評価方法を採用する事も有ります。

 

 

 

下記の作業についても業界、製作対象、会社で異なってきます。取り扱う問題の差から、主流なソフトウェアが異なってきますので、操作方法はソフトウェア毎となり、多岐に渡ります。

2.解析モデル作成する

3.固有値解析

4.境界条件を作成する

5.静解析

 

特に下記はソフトウェアに完全に依存しますので、操作方法を覚える必要があります。

2.解析モデル作成する

4.境界条件を作成する

 

下記の解析作業方法も計算を実行するソフトウェアに依存しますが、解析実行するだけなので、比較的簡単です。

3.固有値解析

5.静解析

 

 

 

下記のチェック作業は業界、製作対象、会社による特色は少ないです。テキストデータで解析結果を出力するソルバーが多く。テキストデータを確認して下記の内容をチェックします。単純な作業ですが、チェック項目が多く、1番大変な作業です。

7.プロパティ、マテリアルチェック

8.結合、集中マスチェック

9.寸法チェック

 

 

 

解析業務の簡単な内容は以上です。

表1に作業の工数、頻度、自動化にかかる工数、自動化の優先度をまとめました。

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表1の優先度から下記の順番で自動化を行います。

1.固有値解析

2.静解析

3.プロパティチェック

4.結合、集中荷重チェック

5.図面を良く読む

6.解析モデルを作成する

7.境界条件を作成する

8.評価をまとめる

9.寸法チェック

 

 

 

事務作業の自動化とは違って大変な作業になりそうです。

 

 

 

以上